人を中心に据えたデザイン
人間性をより高める為のデザイン作業
人に合ったデザイン(人の身体的特性と生活様式)
人の生活に役立つデザイン
正常な人間関係を築く為の問題解決に繋がるデザイン
万人に愛され、受け入れられるデザインはきっと、地球環境にやさしい。
未来の環境を守る為のデザイン
地球環境や社会への影響を考えずに一時的な、ある特定の利益のみを追求する為に行うデザインはデザインという行為本来の目的に反するばかりか新たな社会悪、環境悪を生み出す。
地球環境を守れるデザインこそ豊かな人間社会の発展と利益に繋がる。
環境に優しいデザインは現実社会において、経済的な格差に影響されず誰もが利用できるものでなければならない。
人の本質がUD(ユニバーサルデザイン)を要求する
人は本質的に自然環境や自分の身体的特徴に制限されず、それらに変化を加え、自分の意志でコントロールし、自ら人生を自主的に開拓して行こうとする社会的存在である。 たとえ身体的特徴の差や生活する国や地域の違い、社会的地位などの違いが有ろうとも地球上の誰もが、共に社会の一員として社会生活に参加し、より良い社会の発展の為に関わって行く権利を持つ。
20世紀盛んに行われた、工業主義的デザインやものづくりが見落としていたこと、それは、全人類的な価値をもつモノ作り、デザインである。
一人でも多くの人が同じ権利を持って社会生活に関わって行ける環境をつくること、また、その環境をつくる上での問題を解決できるモノ作り、デザインこそUDの目的である。
情報と技術を「正しくコントロールするかたち」のデザイン
インターネットの普及に象徴されるように、今や全人類的規模で加速する情報化の流れは誰にも止めることはできない。
情報と技術は社会生活の豊かな発展の為に欠かせないものであるが、間違った利用によって社会的な混乱や弊害をもたらす危険性を常にはらんでいる。 社会風潮や犯罪などはその時代の情報と技術を表す、もう一つの顔である。
今後は、情報化の流れとその技術を正しくコントロールする事が更に重要な課題となるだろう。
正しい理念、思想のみが情報と技術の正しい用途を導きだす。そして、その具体的な手法を示し実現可能なかたちとして示して行くことはデザインの重要な課題である。